顕微鏡の使い方をマスターにしよう!.jpg
顕微鏡の使い方をマスターにしよう!.jpg

顕微鏡の使い方を覚えちゃおう!

~顕微鏡マスターへの道~

 観察用のプレパラートは簡単なものが良いかと思います。オオカナダモ(アナカリス)の葉1枚だけでも構いません。顕微鏡の凄さを実感させるためには市販のプレパラートでもいいかもしれません。実際に拡大すると実はすごかった的なギャップのあるものが理想的ですね。そして何より見たときの感動が味わえるようなものがいいですよね。顕微鏡を使った甲斐があったなぁと思わせる素材でないと意味がないと思います。

 

 2人1組で顕微鏡の操作手順のチェックリストを見ながら、指差し確認をしたり、先生と生徒役に分かれてレクチャーしたりしてもいいと思います。人にやってもらうのではなく全て自分事として捉えることで操作技術が身に付くのではないかと私は考えます。

 

 最も重要なポイントはピント合わせだと思います。プレパラートと対物レンズを出来る限り近づけてから離していくという基本的な操作ですが、「なぜそのように操作するのか?」その理由を生徒たちはわかっていないように思います。それは我々の説明不足もしくは説明の技術不足かと思います。実際に失敗例を見せておくことで、被害を最小限に抑えることもありかなと思います。対象物を視野の中央に合わせるとか、ぼやけたピントをもっときちんと合わせるとか、チェック項目も多々あります。教員が一人につきっきりで全部教えることなどできませんので、完璧にピントが合ったらグループの人にも確認してもらった上で挙手をしてもらって、チェックをしに行く事で効率を上げましょう。

 

 十分な顕微鏡の台数が確保できない時は双眼実体顕微鏡も並行して教えても良いと思います。実際に見え方の違いについても自分たちでチェックしたほうが「立体的に見える」「拡大倍率が違う」などという言葉が一人歩きしません。立体的に見えると凄いサンプルを用意しておくといいと思います。たんぽぽの花びらの動画などはかなり手軽でとても良いと思います。シラスとか乾燥サクラエビとかが保存が効きますし、結構グロイです。また今度、顕微鏡で「何か観察してみたいなー」とか「何か見てみたいなぁー」という素朴で純粋な楽しみを継続できるような授業づくりをしたいなと思います。次回は水生プランクトンです。水の中の小さな生き物の観察をしてみましょう。「汚い水を持参させてもOKですよ。」

 今回も理科室で実施します。教室から引率しても現地集合でもどちらでも良いかと思います。細かいことですが、特別教室に入室するときには一声「お願いします」とか「こんにちは」などの挨拶をしてくれると気持ちよく授業が始められます。これはお互いの安全確認の意味合いもありますので、ぜひ習慣化してください。もちろん当たり前のことかもしれませんが、先生としてこちらからも一声かけましょう。「お願いします」「ありがとうございました」などのちょっとした挨拶の積み重ねが信頼関係の構築にも役立つと思います。

 

 今日は顕微鏡の使い方です。理科の設備台帳には標準設置台数が40台と記載されています。つまり1人1台の顕微鏡を使った観察をしてくださいと言う文部科学省の方針ですが、予算がなかなか足りなくて台数が確保できないのが実情だと思います。とは言えせめて2人に1台は欲しいものです。

 

 この授業に対する個人的なこだわりですが、私はすごく丁寧な板書や説明はしません。必要な情報は全て教科書に記載されていますし、何より、自分の頭で考え体を動かせる人になってほしいのです。言われた命令を忠実に守るロボットのようなニンゲンを育成する時代は終わりました。自分自身で考え、行動する力を育てなければいけません。中学1年生とはいえ、すでに6年間の教育を受けてきています。もっと生徒たちの能力を信じてそれを生かすような授業をしていく必要があると思います。

 

 授業のプリントに顕微鏡の各箇所の名前が書いてありますが、これは使っていくことで自然に覚えると思います。実際に手で触らせて、指差し確認しながら覚えさせれば充分かと思います。使う前の注意事項やプレパラートの作り方などもポイントを絞って作業手順を覚えさせましょう。最近は動画教材がたくさんありますので、それを活用することもありだと思います。教科書会社から送られてくる場合もあります。うまく活用しましょう!