ブタの眼球(目玉)の観察と解剖
おい、そこのキミ!今日の実験は覚悟を決めるのじゃ。本物じゃ。気合い入れて取り組むのじゃ!
衝撃的な授業が続きます。
個人的には数ある解剖実習の中でも最も美しい授業だと思います。
この授業によって何かに目覚め、文字通り眼科医を目指して医学部に進学した生徒もでました。たった1時間の授業で人生を変えることのできるパワーのある教材です。いろいろと解剖実習を取り巻く環境は厳しいと思いますが、ぜひ万全の準備をして取り組みましょう!研究授業などにもおススメですよ。
詳しい内容の説明はプリントの手順通りです。
①本時のねらいを説明(ちょっと物々しく重大そうに)
②眼球とのファーストインパクトはとても大切です。
生徒によって感じ方は違いますので気を付けてください。
③グループごとに眼球を配布し、実習開始。手順はプリント参照。
刃物でケガをする生徒がいないように机間巡視は綿密に!
④実習のまとめをする。
まず、眼球の入手ですが、自治体が運営している食肉公社に電話やメールで相談してお願いしてください。必ず使用用途をお伝えしてください。最近は昔よりもいろいろな規制や配慮すべき事項も多いので販売する側も気を付けて取引を行っています。
ちなみに気になるお値段は1つ100円から250円と幅があるので予算と相談してください。
・眼球についた肉片を取り除くことで視覚的に落ち着いてきます。
視神経の束の突起も見つけることができるはずです。
・スケッチをすることで、眼球に注目し、教科書や授業で習った
ことが定着し、観察の意識も高まります。
・眼球の切断はよく切れるハサミやメスなどをうまく使う必要性が
あります。この時に滑って手を切ってしまわないように気を付け
てください。
・レンズ(水晶体)が壊れてしまわないように、眼球の穴開けや切
断の時に少し気を付けさせましょう。きれいなレンズが欠けたり
壊れたりしているととてもがっかりしてしまいます。