土の中の微生物のはたらき ツルグレン装置

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 この授業は秋の終わりもしくは冬の訪れの時期に設定されていると思います(落葉の関係がありますよね)。

 3年生のこの時期は生徒も大変ですが、我々教員が神経を使う時期です。正直な話、授業準備がおろそかになっていることが多く、なんとなく動画を見せたり、さらっと教科書をおさらいして伝えるだけの授業をしていた時期もありました。大反省ですね…。

 ちなみに上下の授業のプリントのテイストが違うのは別人が作ったからです。上は私自身、下は指導教官として実習生を受け持った時に2人で相談しながら作った授業プリントです。彼は非常に優秀な実習生でした。大学での研究内容は昆虫を生活に有効活用することだったので、その専門性を活かしてこの授業を作ってもらいました。やはり餅は餅屋。好きなことや専門的な技術に秀でた人の作る授業は魅力的です。私が教えられました。

 

​ 私が作成した上のプリントはオーソドックスな形ですね。ツルグレン装置を実際に作成して見せたり、動画教材でお茶を濁していました。資料としては悪くないのですが、正直平凡すぎます。面白みに欠けるというか、普通なんだけど、きっと生徒に伝える力が欠けるプリントです。

 下のプリントの内容はよくできていると思います。実際に大学から豊かな土を持ってきて、その中にいる生物をハンティングしていく体験的な授業でした。学校の裏庭などの適当な土をツルグレン装置にかけて虫を取り出すと言う形ではなく、実際に土を触り、その中にいるたくさんの小さな生物達をピックアップしていくという体験的な授業を設計してくれました。実験室での実習とはいえ、箱いっぱいに入った土の中には目を凝らせば本当に大量の生物が入っていました。生徒のみなさんがモチベーションを失わないように各生物のカテゴリによって点数をつけて、頑張って見つけたくなる工夫をしていたこともよかったと思います。

 時間いっぱい集中して虫探しに取り組む生徒、取り出した虫の形態をよく見ながら「これ強そうだね」とか「めっちゃ葉っぱ食べてそうだね」など色々な気づきがあったようです。生徒の主体的な活動を自動的に促せるような授業のねらい設定して、授業を作らなければいけないなと改めて思いました。