気象予報士への道

~気象観測にチャレンジしよう!~

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 今日のスタートは校庭です。いつもと違った雰囲気に生徒たちの気持ちも結構上がっていますが、それに答えられる授業をしたいと思います。とりあえず校庭の真ん中に集合し、その時の天気を感じてもらいます。ちなみに晴れ以外の日は中止してしまいましょう。秋晴れのすっきりとした環境の中で授業をしていきたいです。​「天高く、馬肥ゆる秋」の秋の澄んだ青空と上空高くにある薄い雲。ちょっと冷たくなってきた風を体験してほしかったのです。こちらの準備は20cmぐらいに切ったスズランテープと方位磁針、雲量計は透明半球を黒塗りしたもので自作です。生徒たちにスズランテープを配り、方角の確認。「南向け、南っ」「西向け、西っ」などと軍隊式に方角の確認です。その際に16方位も教えてしまいましょう。

 天気予報や新聞などでよく天気図。これを示しながらキャストさんがいろいろなお話をしてくれますが、どうやら一般の人たちはこの図の内容が全く分かっていないようです。中学生たちに聞いても「意味わかんないし~」「なにこれ?意味あんの?」みたいな反応です。未知の言語で書かれた本を読んでいるような感じです。つまり我々教師はこちらがわかっていると思って提示する資料自体の意味がわかっていないと言う初歩的なミスを犯しているのです。ひとえに学校教育の責任だと思いますので、様々な気象現象を細かく教えていくより前に、まずは共通の言語としての表現方法を勉強したいと思いました。

 最近の天気予報は実生活に結びつけるために様々な工夫がなされています。また天気予報の専門サイトであるウェザーニュースなどインターネット配信もされていますので、昔よりも確実に我々の身近にあります。またスマホの普及率もとても高いため、その気になればすぐに天気の情報を得ることができます。凄い時代になりました。ただ、まだ10代そこそこの子供たちにとってそんなに天気予報は重要なものではなさそうです。今回の授業では天気図に注目をさせて視聴させましょう。どうしてもキャストさんのキャラクターや表示されるロゴの可愛さに目が行きがちですが、共通して表示される天気図の細かなポイントを少しずつ解説していきましょう。

 

 基本的に教える内容としては天気記号、風向、風力、前線、等圧線など基本的なものだけでいいと思います。あまり突っ込んでやってしまうと心が離れますので気をつけましょう。

 

 時間があれば今回の授業のラストの方で気象通報の音源を聞かせましょう。もし教室に実物投影機があったらば、放送を聴きながら先生自身が情報を書き込み、天気図を完成させることまでできるとイメージが沸きます。用紙の左側に書き込むのではなく直接地図に情報を書き込んでいく様子を見せたいものです。全部で20分の放送なので飽きてしまいます。とりあえず10個ほどでも十分だと思います。ささっと書き込みができる姿を見せてください。うまく書けるようになるためにはある程度の練習が必要だと思います。本番で生徒たちに「すごい!」と思わせるような技を身に付けておきましょう。次回は書きやすい鉛筆とかシャーペンを持ってくるように伝えてください。それと日本の地名も復習が必要ですね。この用紙も配布しておくといいかもしれません。

 ちなみに気象通報は時代の変化により1日1日1回の放送となってしまったようです。ただYouTubeなどでは過去の気象通報のデータがアップされています。その時の天気図の正解例は気象庁のホームページに載っていますので検索をしてみてください。さあ、次回、決戦です。頑張りましょう!

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