どこで光合成してるの?
~顕微鏡で観察しよう~(新学習指導要領の改定で2年生に移動)

 今回の実験方法でヨウ素デンプン反応が見られるまでに至るためには、普通の水ではなく炭酸水や薄い炭酸水素ナトリウム水溶液(重曹を溶かした水)を使って、より光合成をしやすくするような工夫が有効だと報告されています。とはいえなかなかうまくいきません。若いオオカナダモが良いとか大きいのが良いとか、諸説あります。先端部分とか根元部分とか、ちょっと予備実験失敗しすぎて心が折れています。さらに反応終了後、ヨウ素液との反応を速やかに行うために、葉をお湯につけたり塩酸処理をしたりして浸透しやすくすることも必要かと思います。それでもなかなかうまくいかないのがこの実験の大変なところです。生徒実験を行って理想的な結果が得られない時に「失敗した~」という苦い思い出が生徒の心の中に残るだけです。「本当はこうなるはずなんだけどね」と教員が苦しい言い訳をするぐらいであれば、いっそやらない方が良いと私は考えています。もちろん全員が成功できるように予備実験を繰り返し行う事は怠ってはいけませんが、中学校ではこの実験と酸化銅の定比例の実験が鬼門となっています。落としどころが必要かもしれません。

 そういった面からも叩き出し法が開発され、広く普及していった事は当然の結果だと思います。比較的結果も明瞭に出ますので、うまく説明できるように練習をしておきましょう。負け惜しみっぽくて恥ずかしいのですが、この方法はなんとなく直感的ではない感じが玉に瑕なので実施しようか悩んでしまいます。この実験の大変さも広く知られていますので動画教材などもかなり普及しています。こちらも活用しながらの授業を構成しても良いと思います。

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