top of page

水平面上での台車の運動は?

~記録タイマーを使ってみよう~

 今回の授業のテーマは表題の通り、「記録タイマーの使い方をマスターする」ことです。もし教室にストロボスコープがあれば、それを使って連続的な運動の様子を見せても良いのかなと思います。少し趣旨は違いますが、連続的な運動の様子をコマ撮りにしてみせるアイテムとしては有効かと思います。ダンスを踊ってもらいながら、それをうつす場面なんかとてもいいですね。最近はスマホの性能も抜群でiPhoneならばモーションショットで撮影をしてみると面白いと思います。物体の運動関係で良い動画があればそれを見せても良いかと思います。

 

 授業の内容は大きく2つに分けます。

 まずは算数・数学?の分野かな?速度・時間・距離(いわゆる は・じ・き)の計算ができるかどうかの確認。距離と時間で速さを算出することができるかを改めて確認をしてください。この計算ができない生徒も多数います。ここも学び合いの精神でグループ学習がいいと思います。

 

 後半戦は記録タイマーの使い方ですが、簡単に説明した後、すぐに実習に入ることをおすすめします。タイマーの内部では火花が散ったり、すごい速さで打点をしたりと男子の心をくすぐる楽しいマシンですので、ぜひ手に取っていろいろやらせてください。ただし、紙テープが放電式のものだと、とても高いので無駄遣いは厳禁です。恐ろしい位の実験実習費が必要になりますので気をつけましょう。今日は再利用もさせましょう。

 

 交流電源の特徴を生かしたマシンですのでその説明

もかねて、1秒間に50回打点をすることから速度の

求め方を学習させましょう(5打点ずつ測ること)。

ゆっくり引いた時と早く引いたときの打点の間隔の違

いは自分でやってもらって操作したテープを見るとよ

り実感がわくと思います。次回の授業ではテープを台

車にくくりつけて速度を測りますので、5打点間の距

離を測って速度を計算する方法ともしっかり教え込ん

でいきましょう。

「次回の授業が楽しみだな。早くやりたいな~。」と

思っている状態で授業を締めくくることができると理

想的ですね。

力と物体の運動①-1.jpg
力と物体の運動①-2.jpg
bottom of page