神経系をトレーニングせよ!

~刺激と反応時間・反射・低周波治療器~

 神経のお話というか、情報がどのようにのに伝わるかのお話です。「何とか神経」って言う言葉は実は結構使っていますよね。生徒に連想ゲームをさせてから始めても良いのかもしれません。運動神経・反射神経・感覚神経・末梢神経・中枢神経・神経衰弱・神経過敏・無神経などいろんな神経に関わる言葉は耳にしたことがありますが、多分きちんと学習するのは中学校が初です。これもやっぱり体感できる授業がいいですね。

 

 授業はいつも通りで、簡単に導入を行い、連想ゲームなどをしながら、「今日は神経の神経授業です」などと授業の目的を伝え、教科書を読むスタイルで始めています。私は最近は昔のように黒板にみっちりと美しく板書することがほとんどなくなってきました。必要最低限の情報だけを書き、自分の体で感じる時間を増やしたいと思っています。昔と違って今の教科書はとてもわかりやすく表現されているので、わざわざ私の字で汚く書き直すこともないと思います。私の持論ですが、ただ与えられた作業をやる事は知識の定着率が低いのではないかと感じています。どんなことを記憶するのか、学校やこれまでの人生でとても印象に残っている事はおそらく自分自身の能動的な活動や、衝撃的な体験だったと記憶しています。書くこと、まとめる事は断片的だった知識の整理には効果的だと私も思いますが、それをわざわざ授業中にやろうとは思いません。情報化社会にふさわしい圧倒的な情報量に対して文字情報の情報量の乏しさ、効率の悪さを考えると自分が教師としてどのように子供に働きかけをしていくのかそれを考えるようにしています。話が脱線してしまいました。神経の話なので、記録と記憶について書きたかったのです。

神経系と刺激.jpg
神経系と刺激.jpg

 反応の実験については教科書に載ってるような手をつないだり、体を動かす実験で充分かと思います。ちなみに私はものさしキャッチを行っています。生徒さんの筆箱の中に入っているものさしを使って反射神経テストをしています。反応時間のスピードを数値でわかるようにするとても単純な実験ですが、めちゃくちゃ盛り上がります。1回や2回ではなく、繰り返しやらせても全然時間に余裕があります。トレーニングをするとだんだんとコツがつかめてくるのですが、ズルはいけません。あくまでも落ちる定規に反応してキャッチすること純粋に勝負をしてほしいと思います。結果発表は結構なんとなく、ゆるい感じでやりましょう。記録が芳しくない生徒さんは体育の時間のような息苦しさを感じているはずです。大体5センチ刻みでフォローを入れながらのコメント入れています。20センチ以上は少しゆっくりめな子、10センチから20センチならば標準、5センチから10センチはめちゃくちゃ反応が早い人(アスリート)、5センチ以下はフライング位の適当な刻みで子供には伝えています。この時に陸上の短距離のフライングの話をします。スターティングブロックにスタートの合図から0.1秒より速く体重がかかった場合にはフライングと判定するようにセンサーで測っている等のお話を結果発表の後にしています。耳で聞いた刺激が脳に入り、脳の命令が足の筋肉に伝わるまでの時間が必要だということがわかると思います。トレーニングでこの速度は早まると聞いたことがあります。

 

 次に反射の反応ですが、熱いやかんに触ったり、痛みを伴うような危険な事はできません。とりあえず私は膝蓋腱反射をやっています。ゴム製のハンマーがあれば良いのですが、できるだけ数が欲しいので私は理科室にあるサイズ8以上の穴あきゴム栓と割り箸もしくは生徒のシャーペンを借りて簡単なハンマーを作ります。あまり強くたたける状態にすると子供たち同士で喧嘩が起きるので、簡単に壊れても大丈夫な感じのゆるい感じで作りましょう。膝小僧の少し下のあたりを叩くのですが、オスグッドの生徒さんはかなり痛がるので無理強いはやめましょう。なんとも不思議な感じで自分の膝下が動く、そんな感覚を味わってもらいたいなと思っています。それとなく聞いたことはあるけども自分がそうなるとは思っていないので、結構新鮮な反応を見せてくれます。コツを覚えた生徒は生徒は的確にポイントを押さえ、高い確率で反応を起こしてくれます。私はその子をドクターと名付けます。

2人組を組ませてお互いにやってもらうのですが、人間関係ができていないと結構めんどくさいので近くにいる生徒が基本でも仲の良い生徒同士でもオーケーにしています。机に座って足を中ぶらりんにすることがコツですが、力が入っていたり連発で足膝を叩いたりといろいろ注意点がありますので先にポイントを指導しておくと良いでしょう。

 

 最後は低周波治療器を使ってマッサージを行います。自分が実験台になるか希望する生徒に粘着パッド貼付け、電流を流します。本当はシックスパッドでやりたいのですがちょっと高額なので断念。1000円から2000円の安物の低周波治療器で充分だと思います。比較的安いものでもかなりの電流が流れますので、筋肉はめっちゃ動きます。前腕に貼っておくと小指が立ったり指が無意識に変形するので、見ている生徒も大騒ぎで盛り上がります。電流が神経を動かし神経が筋肉を動かす様子が見れるのでなかなかおススメめです。そんなこんなで今日も1時間楽しんで授業をすることができました。