謎の物質を同定しよう!~融点測定~

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 融点の測定です。今まで何度もやってきたのですが、このプリントもそろそろ改善しなければいけません。自分の中で少し甘かったと思うことがあり、そこを改善しなければいけません。具体的には溶けた温度を測定して終わりだったのですが、もう一度冷やして固まる温度を測定することが必要だということがわかりました。これは名古屋に福地先生(takaの理科)の授業を見に行った時に習ったものです。

 

 これまで毛細管でやってみたり、セロテープ封入法でやってみたりしたのですが、融ける瞬間を見るということが結構大変で、決定的瞬間を見逃してしまいました。また、実験装置の改善も必要だったので、今度時間があるときにアップします。後ほど写真を落とせておきますのでそちらをご覧ください。実験装置の改良法を具体的に示します。直径15mmの試験管にパルミチン酸やセタノールを詰めて温度計をさし、穴あきゴム栓の改良型で固定し、その試験管を直径18mmの試験管の中に入れる二重構造となっています。試験管が一本の時よりも熱伝導がゆっくりと行われるため、融点の測定がより正確になるようです。この実験セットを一度作ってしまえばおそらく何回も使いまわすことができますので、実験中に傾けないように注意して、常に試験管を縦に保管させましょう。

 また、温度変化のグラフももう少し工夫した方が良さそうです。1分ごとに測定することが多いと思うのですが、慣れてくると結構待ち時間が長くなります。なので30秒ごとのグラフにしましょう。ストップウォッチまたはキッチンタイマーが用意できれば、生徒にタイムキーパーや記録係、温度測定係など役割を与えておくと集中して実験を行えます。また、各班の結果を見える化も重要なことだと思います。自分のグループと比べてほかのグループのようすを見ることは考察を進めるうえでも役に立つと思います。共通する内容を見ることができれば、そこから導き出されることが明確に見えてくると思います。また、自分の班だけ違う結果になっている時にはその原因を考えることも必要だと思います。

 実験の細かい注意点についてはあまり強火でお湯を沸かしすぎないことだと思います。だいたい50℃~80℃の間の温度上昇がこの実験のポイントになりますので、予め知らせておいてもいいかもしれません。測定した融点を使って物質の同定ができるということに感動できるような仕掛けが欲しいですね。ちなみにオリカサ酸というのは私の名前を使った創作の薬品なので理科便覧などで調べる必要はありません。結構先生方ご自身のお名前をうまくアレンジして新しい架空の物質を載せても良いかと思います。生徒の食いつきは上々ですよ。

​ あ、融点の実験もいくつか載せておきますね。

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