恒星と銀河・ブラックホールへ…
宇宙の奥深さや広さを実感する、そんな授業の内容ですが、教室でそれを伝えるのはなかなか至難の業です。どうしても映像教材などに頼ってしまうのですが、いかんせんマンネリ化してきてだんだんと集中力が落ちてきてしまいます。また、宇宙空間の広がりとか壮大さをイメージさせるような深く重厚感があるイケボのナレーションによって生徒たちが異次元へとワープしてしまいます。生徒たちが受け身にならないような授業を考えている今日この頃ですが、星座の見え方についての新しい実験を開発したので後ほどご覧ください。
銀河やブラックホールの話はとても興味をそそるものですが、いきなり教え込むのではなく生徒たちの事前の知識を確認しても良いと思います。グループを作って宇宙や天文に関するサイコロトークでも構いません。みんなが知っていることを1人30秒以内のリレー形式でしゃべってもらってもいいと思います。サイコロトークのお題は6つ「銀河」「ブラックホール」「星座」「宇宙の広さとその歴史」「ビックバン」「地球の未来」みたいな感じで今現在知っていることをお互いに情報交換してから授業をしてもいいと思います。きっと宇宙博士とかマニアがクラスの中に2,3人はいるはずです。中には我々教員が舌を巻くほどの知識量を持っている生徒さんもいますので、その子と一緒に授業を作っても良いのではと思います。
解説動画をYouTubeとか図鑑から用意してもいいと思います。宇宙に関する身近な疑問を共に解決するそんな時間でもいいと思います。星の色とか大きさ、その他いろいろな知りたいことがあったと思いますが、それをいっぺんに見せてしまうとどうしてもお腹いっぱいになってしまいます。より良い授業づくりのためには、その内容と順番をきちんと構成しなければいけません。いつも同じ言い訳をしていますが、3年生のこの時期にきちんと授業研究するのは大変だと思います。ですが国・数・英の主要3教科以外の我々としてはここが意地の針どころだと思います。「私立の受験に理科なんか必要ねーし」とか言って授業中にさぼられたら最悪です。「入試や受験に使わなくても理科の授業は面白いから受けたいな」と思わせるようなそんな内容を用意しなければいけませんね。がんばりましょう。