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力学的エネルギー保存の法則を確かめよう!
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エネルギー分野のまとめです。もし、まだ見せていなければ以前紹介した「大科学実験の時速100キロのふりこ」を授業冒頭で見せることをお勧めします。もしくは富士山とか富士急ハイランドのFUJIYAMAなどのとんでもないジェットコースターの動画を見せても面白いかと思います。位置エネルギーが運動エネルギーに変換されていく様子が脳内イメージにはっきり刻み込むことができていれば、ここの分野の目標は達成してるのではないかと思います。プリントに書いてある通りのまとめをダイジェストでささっと説明しても良いですが、生徒同士グループを組んで一つ一つ確認させてもいいかもしれません。これまでやったプリントを見返しながらどういうことを学んできたのかを自分たちなりにまとめることができればきっと力がつくと思います。
ちなみに私が昔見た授業ではループコースターを実際に作るというものがありました。コードケースをうまく曲げながら板に打ち付け、いい具合のループコースターを作り、パチンコ玉を転がす探究型の授業がありましたが、うまく1回転させることが目的となってしまい、位置エネルギーの高さと運動の関係までたどり着かなかったと言う悲しい思い出があります。ちなみに私は子供の頃におもちゃ屋さんで釘付けになったスペースワープと言うおもちゃでお茶を濁しています。教員になって力学的エネルギーの変換を考えたときに真っ先に思い浮かんだのがジェットコースターとこのおもちゃだったので、アマゾンで検索&購入し組み立てました。久々のおもちゃ遊びも楽しいものでしたが、最終下校の後に3時間× 5日間と言う膨大な時間をかけてようやく完成です。ちなみにボールが通過するごとにちょっとずつ固定されたレールがずれていくので、毎回授業前に微調整が必要です。ただし生徒へのインパクトは充分ですのでぜひお勧めいたします。最近はスペースワープの簡易版もいろいろ出ていますのでそちらを購入しても良いかと思います。特にカーブとループ部分が激ムズなので、そういったところをフォローしてくれるおもちゃをお勧めいたします。とはいってもきっと理科の先生はこだわりが強い人が多いと思いますのでぜひ大作を期待しています。子供に夢を見せましょう。
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