5分でGET 化石のレプリカをつくろう!

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動物の化石

 とても思い入れのある仕事の1つです。ほんのちょっとですがNHKのニュースにも取り上げられました。動画は後ほど示します。あれから10年かぁ、ちょっと嬉しいですよね。

 2回目の1年生の授業の時に化石の単元のところで悩みながら開発した教材です。何とか化石の面白さを生徒に伝えたいと試行錯誤しながら博物館や科学館で資料集めをしていたところ、化石のレプリカ作りということで石膏を使った体験ブースがありました。もちろん知らないわけではなかったのですが、何せ石膏は固まる時間が1時間の授業では無理なのです。あまりにも昔から同じ方法でやっているため何か工夫すれば1時間の授業でできるのではないかと考えた私は、早く固まる素材を探し、インターネットで検索。するとレジンキャストというものが5分から10分ほどで効果すると言う情報を得て、それを使った教材開発にのめりこみました。この素材は主にフィギアの作成に使われるもので、結構有名でした。ちなみに最近であればUVレジンがメジャーになってきましたが、まだまだ値段が…

 

 

 化石のレプリカについて探しているといろいろなものが見つかるもので、当時、学研で発行されていた「科学のタマゴ」という雑誌で化石のレプリカ作成キットが売られていたのでアマゾンで即ゲット。こちらは石膏のタイプだったのですが、雌型が欲しくてゲットしました。さっそく石膏でレプリカを大量に作ってみるとこれを複製できないかと…そして雌型を自分で作れればクラス全員でできるのではないか?と思い立って検索すると、フィギアの作成サイトにヒットします。そこで詳しく説明されていた雌型の作り方を見て、シリコンゴムと硬化剤で固まることを知り、とりあえず東急ハンズで購入し、作成にあたります。これも牛乳パックが大活躍します。今となっては簡単に作ることができますが、当時は初めての経験だったのでとても緊張したことを覚えています。机の上に並べられた牛乳パックに入った化石のレプリカ、そこにドロドロとしたシリコンゴムをドンドンと流し込んでいくわけです。よくテレビで手形とか人の顔型を作っているあれですね。

そして見事完成!雌型から化石のレプリカを取り出したときのあの感動忘れられません。細かく美しい凹みの再現までできていました!ほんとに感動しました。

しかしさらなる感動はレジンキャストを使ってレプリカが完成した時です。レジンキャストは2種類の液体を混ぜることで反応が始まります。用意した雌型に剥離用のスプレー(クレ556で代用)を吹き付け、レジンキャストを流し込むとほんの5分で見事に完全に硬化し、ぽろっと型から取り出すことができました。あの時の感動は今でも忘れられません。自分で教材を構想し、開発したことの嬉しさは何物にも変えられません。

 

3年後、せっかく開発した化石のレプリカ作りを改良しようと思っていつものネット検索をしていると、国立科学博物館でも同じようなことをやっていました。早速アクセスしてアンモナイトと三葉虫の化石のレプリカ作成セットを借り、いろいろな種類のアンモナイトのレプリカを作り、そしてまた新しい雌型を作るということを没頭していたことが懐かしい思い出です。

 

そして2010年の夏、毎年科学技術館で行われている「青少年のための科学の祭典」に出場が決まり、川崎市の理科の先生たちとともに協力してブースを運営しました。その時にNHKの取材を受け、TVデビューしたのです。たくさんの子供たちとレプリカを作りを体験し、思い出をプレゼントできた事は今でも忘れることができない感動のひと時でした。3歳位のお子さんから大人まで楽しくできる授業ですので、ぜひ自分で作ったり、お問い合わせいただければと思います。今回は珍しく自信作です