ピーターコーンの都市伝説は本当か?

~メンデルの法則を検証せよ~

 前回に引き続き、実際に遺伝の確認実験をしていきます。ピーターコーンのことですが、これは純粋な優性と劣性形質の単純な対立実験では無いようです。粒の色は胚乳の色を反映しています。胚乳は被子植物における重複受精の結果、普通の2n核を持つ体細胞とは異なり、3nの核を持つ事になります。重複受精の事は高校の生物の教科書などをご覧になってください。なんだかよくわからないという批判を覚悟でこのまま通してお伝えしていきます。 

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 ピーターコーンやとうもろこしなどの食品を教材にするのはどうなのか?と言う批判的な意見もありますが、マクリントックがとうもろこしの遺伝子の研究でノーベル賞を獲得していますので、そのことも踏まえてあえてやっています。

 この実験の実践事例は検索すればいくらでも出てきますのでそちらも参考にしてください。私の最近の実験方法としてはスーパーやコンビニなどで売っているレトルト真空パックのピーターコーンを使うようにしています。日持ちもしますし、何より使い勝手が良いです。湯煎でも電子レンジでも簡単に温めることができるので、粒も適度に膨らみ、取り出す操作が楽になります。何より気分がアガります。前回実施した時は安いお店を探したり、買いに行くのすらもめんどくさいので楽天やアマゾンなどのインターネット経由で購入し、学校まで送ってもらったりしました。1本200円から300円位ですので、半分に折って使えば1クラス500円ほどで十分なサンプル数をゲットすることができます。

 

 黄色と白の粒の数え方はいろいろな方法があるようです。最近インターネットでよく出るのがラップで包んで、油性マジックなどでプロットをしていく方法です。手も汚れないし何より早い。そして再利用ができるという利点があります。とはいっても、とうもろこしの最大の魅力はやはり粒つぶにあると私は感じています。手間はかかりますが、あの粒をまとめてとった時の快感が私は好きです。1粒ずつちぎってもいいし、まとめてぼろっと1列を制覇してもいいかなと思います。粒外し職人や、黄色白仕分け職人、カウント職人、記録計算職人など、グループで役割分担をして共同的な学び?を組織してもいいと思います。

 グループの集計結果をExcelシートに打ち込み、黄色:白の割合をリアルタイムにモニターに表示できればクラスの一体感も生まれます。自分のグループのサンプル数が3:1ではなくてもたくさんのデータを入力していくにつれて、理想的な値に収斂していく様子は統計学を学ばせる上でも良いのではないかと思います。他のクラスとの比較、学年全体の統計、これまで指導したクラスの統計なども見せつつ、データを取ることの重要性を伝えていきたいなと思います。

 

 ちなみに最近はアレルギーの件がありますのでその事は十分に注意をして実施を行ってください。それにしても何度もやっても面白いですね。そして美味しい・・・