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大地は揺れる…地震についての基礎知識
東日本大震災から早いもので9年の月日が経ちました。今の中学生だと保育園とか幼稚園の時の出来事です。我々中学校教員はほんの一昔前のことで、まだ記憶が生々しいまま残っていますが、どうやら生徒たちにとってはかなり昔の出来事だったようです。
日本は世界でも有数の地震国です。学校では防災の観点から「地震とどのように付き合って生活していくか?」という事を考えられるように教えなくてはいけません。近々発生すると言われている東海地震や首都直下型地震への対策も考えなければならないのです。正しい知識をもとに正しく恐れること、そして正しく備えることを意識した学習が理想的です。
授業の冒頭はいつも通り、その単元のイメージを明確にするために、これまでの振り返りやビデオ教材などを利用します。NHKの10min ボックスなどがよくまとまっていてお勧めです。その他にも近く教材については各様々な会社からいろいろなDVDが出ていますのでそれを活用することも1つの手だと思います。
今回はワークシート1と2の書き込みができれば充分かと思います。初期微動と主要動、P波S波、初期微動継続時間、震源、震央など、ごく基本的な用語だけ確認すれば良いのではと思います。
おそらくビデオでは地震の発生がプレートの運動によって起きること、S波、P波の伝わり方の違い。震源とマグニチュードの意味、かなりコンパクトにまとめていて、とてもわかりやすく説明してくれています。あくまでもさらっとした形で伝えることができれば充分だと思います。余った時間については練習問題を解かせたりして、今回獲得した知識をすぐに使って確認する形を作りましょう!
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