
化石からわかること…~地質学のハイライト~

少し前にお話をしましたが、やはり化石は本物が1番だと思います。ただ値段がべらぼうに高いので、ここはレンタルしましょう。始祖鳥とかはレプリカで充分ですが、その他の化石については出来る限りいろいろなものを見せてあげたいと思います。
とりあえずは理科準備室の奥底に眠っている化石?レプリカ?でも充分です。ラベルなど貼ってなくてもいいんです。学術的価値?そんなものは大学とか博物館に任せましょう。
きっと男の子なら一度はハマったであろう恐竜の化石は無理にしても、貝の化石や歯や骨の化石は結構手に入ります。私は毎年新宿で開催される東京国際ミネラルショーにいって、フランスやドイツのバイヤーさんから化石を仕入れています。サメの歯や骨、超小型のアンモナイトの大群など、生徒に1つずつ配っても全然問題ない位の価格ですのでぜひお買い求めください。100グラム1000円以下であれば買いかなと思います。あ、でもちょっと高級牛肉並みですね…やっぱり高いかな?
示準化石や示相化石についてはクイズ形式で出題してもいいと思います。ここはテストに出るポイントですので、生徒たちも結構覚えてくれます。生物名と時代を覚えるだけではなく、できれば化石の形から様々なことを想像できる生徒たちになってほしいと思います。基本的に古い時代の化石の方が単純なからだの作りをしていますよね。そこからだんだん複雑な形になっていますね。そういった違いを見つけられる「サイエンスアイ(科学の目)」を鍛えていきたいです。
まだ、ホームページには載せていませんが、化石の発掘キットを自作してみました。先ほど紹介した小型の化石を石膏ではなく、水をかけると固まる土で固めたものです。これも生徒さんに給食の牛乳パックを洗ってもらい、その容器を使って大量に作ることができます。今回の場合は全クラスに協力してもらって大量に空の牛乳パックを用意してもらいます。固まる砂は大体10キロ単位です(約1000円)。ホームセンターで購入することができます。化石も素材もそんなに値段が高くないので、だいたい一人当たり30円から50円位で作成できるキットです。興味がありましたらoriori1130@gmail.comまでご連絡ください。
別のページで「化石のレプリカ作り」の授業もお示ししますのでぜひチャレンジしてみてください。

